炭を知ればバーベキューがもっと楽しく快適に!炭の種類・量・火起こしの方法を解説
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writer はせ |
バーベキューで利用する炭には、さまざまな種類があります。バーベキューをする際には、どの種類を選ぶのが良いのか?またスムーズに炭を着火するためにはどのような部分に注意すればよいのか?バーベキューで利用する炭の種類と選び方、火起こしの方法についてご紹介します。
バーベキューで活躍!5種類の炭を解説!
バーベキューで利用する炭には以下の5種類があります。それぞれの特徴について解説します。
黒炭
黒炭の特徴と値段について解説します。
・特徴
ホームセンターなどで販売されている炭の多くは黒炭です。ナラ・クヌギ・カシなどの国内の木材を原料に作られています。火が着きやすいため、初心者におすすめです。着火から2時間程度燃焼します。中には、外国産のマングローブを原料とした黒炭もあり、国内の木材よりもさらに火が着きやすい炭ですが、煙が多いので注意しましょう。
・値段
値段はさまざまですが、キロ500~1,000円程度で購入できます。
白炭
白炭の特徴と値段について解説します。
・特徴
白炭は木材を1200℃の高温で焼きあげて作る炭です。土・灰・水で一気に冷却・消火させて仕上げます。着火はしにくいものの、一度火が着くと8時間程度燃焼し続け、火力を保つことができます。昼から夜にかけてなど、長時間バーベキューをする場合におすすめです。長時間燃えるため業務用に使用されることが多い炭です。
・値段
黒炭よりも値段が高く、キロ1,000~1,500円程度で購入できます。
オガ炭
オガ炭の特徴と値段について解説します。
・特徴
オガ炭は、木を加工するときに生じる目の細かいおがくずを使った炭です。おがくずを成形して、人工的に作られます。火が着きにくいものの、長時間燃焼し続けるのが特徴です。白炭と同じような特徴を持ちます。
・値段
その他の炭に比べてやや値段が安く、安いものだとキロ100円程度で購入できるものもあります。
着火用炭
着火用炭の特徴と値段について解説します。
・特徴
着火用炭は、表面が燃えやすいように特殊な加工が施された炭です。チャッカマンなどで表面を炙るだけで火が着くため、初心者におすすめ。焚き付けにぴったりの炭です。アウトドアメーカーが販売している着火用炭もあります。
・値段
メーカーによって値段が異なるものの、キロ500円程度で購入できます。
バーベキューに適切な炭の量は?
次に、バーベキューをする際に準備する炭の量や基準について解説します。
炭の量は1時間1キロが目安
バーベキューをする際に準備する炭の量は、大人1人または1時間に1キロが基準になります。(一般的なサイズのバーベキューコンロを使った場合)。バーベキューに参加する人数や時間を踏まえて準備しましょう。
【人数と時間別】適切な炭の量
人数と時間別に適切な炭の量の目安をご紹介します。
・5人グループで4時間
5人の大人で4時間程度バーベキューをする場合の目安は、大人1名1時間1キロの目安に当てはめると、適切な炭の量は4~5キロになります。
・3人家族で2時間
大人2名・子ども1名で2時間程度バーベキューをする場合、大人1名1時間1キロに目安に当てはめると、適切な炭の量は2.5~3キロになります。
スムーズな炭の着火のコツは?
バーベキューの経験があまりない方の中には、上手く着火できるか不安という方もいるのではないでしょうか?ここでは、スムーズな炭の着火のコツについてご紹介します。
火起こしに必要なアイテム
まずは火起こしに必要なアイテムを準備しましょう。以下の7つのアイテムがあれば安心です。
・バーナー
・ライター・マッチ
・着火剤
・火吹き棒
・耐火グローブ
・火ばさみ
・アルミホイル
基本的な炭の火起こし方法は?
炭の火起こしの基本的な方法について解説します。以下の工程で炭に着火してみてください。
1.グリルにアルミホイルを敷く
2.アルミホイルの上に着火剤を置く
3.着火剤の周りに細かい炭を多めに置く
4.細かい炭の周りに八の字に炭を置く
5.着火剤に点火する
6.炭が燃え始めたら火吹き棒で燃焼させる
その他の火起こしの方法
その他の火起こしの方法としては以下の2つがあります。
・着火用炭を使った方法
着火剤を使わない場合は、炭を縦に丸く並べて、炭と炭の隙間や中心部分にねじった新聞紙を詰め込みます。新聞紙にライターなどで火を点けて、新聞紙全体が燃え始めたら上の部分にフタをするように炭を置きます。あとは炭に火が着くまで待つだけです。時間はかかりますが、簡単にできる着火方法です。
・火起こし器を使った方法
火起こし器の下に着火剤を置き、火を点けてから炭を中に入れます。煙突効果で効率よく燃焼させることができ、20分程度放置すれば炭がしっかり燃焼します。非常に簡単な方法なので初心者におすすめです。
あると便利!バーベキューが快適になる火起こしアイテム
最後に、ーベキューの際にあると便利な火起こしアイテムをご紹介します。
着火剤・着火炭
着火剤には、固形燃料タイプとジェルタイプがあります。固形燃料はグリルに置くだけ、ジェルタイプは炭に直接塗り付けて利用します。どちらも簡単に火が着くため、焚き付けに準備しておくと良いでしょう。また、着火剤で着火炭に火を点けて、そこから炭に火を移すとスムーズに燃焼させることができます。
ジェルタイプの途中でのつぎ足しは非常に危険なので気を付けましよう。
トータルフーズシステム 着火材 トラストループ 7分間程度燃焼 薪の着火
火吹き棒
炭に火が燃え移りはじめたら、火吹き棒で燃焼部分を吹くことで、より燃焼スピードを早めることができます。うちわなどよりも着火が早いため、ひとつ準備しておくと火起こしがよりスムーズになります。
耐火グローブ
火起こしで炭を動かす際、火花が飛んで手をやけどしてしまうことがあります。やけど予防のためにも耐火グローブを準備しましょう。また、耐火グローブがあれば、着火後にグリルのフレームなどを持って移動させたり、炭の処分をしたりする際にも活躍します。
火ばさみ
火起こしでグリル内の風通しを良くしたり、炭の位置を変更したりするのに火ばさみがあると便利です。トングなどでも代用できますが、火ばさみのほうがよりしっかり炭をホールドでき安全に手早く炭を動かすことができます。
火起こし器
下から空気が入り、上に向かって抜けていく構造のアイテムです。上昇気流による煙突効果が発生し、グリルで燃焼させるよりも早く炭に火を点けることができます。焚き付けをよりスムーズにするためにもひとつ準備しておくとよいでしょう。特に初心者にはおすすめのアイテムです。
まとめ
バーエキューの炭の種類や特徴、バーベキューをする際の適切な炭の量、火起こしの方法などについて解説しました。バーベキューの経験があまりないと、火起こしを不安に感じるかもしれませんが、コツを掴めば簡単に着火することができます。今回ご紹介した方法を参考に、火起こしにチャレンジしてみてください。また、最後にご紹介したアイテムがいくつかあると、よりスムーズに火起こしができるでしょう。
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WRITER PROFILE
writer はせ |
世界の未確認生物を探している男。1年間会社を休職したことがあり、日本国内のみならず、パプアニューギニア、カナダ、インドネシアの遠征経験あり。 次回の挑戦を虎視眈々と計画中!?