登山靴のメンテナンス方法は?洗浄・保管方法とおすすめのメンテナンスグッズ4選
How to
writer はっしー |
登山後の靴のメンテナンス方法についてお悩みの方もいるのではないでしょうか?メンテナンスが不十分のまま長期間保管すると登山靴が劣化して、履けなくなってしまうということも考えられます。この記事では、登山靴の正しいメンテナンス・保管方法と、メンテナンスに必要なグッズについてご紹介します。
登山靴にメンテナンスは必要?
一度利用した後、そのままメンテナンスをせずに保管している方もいるかもしれません。登山後は汚れ、ニオイが付いており、そのまま保管する靴が劣化してしまう可能性が高くなります。また、保管環境が悪いと、変色などの劣化が発生したり、ソールが剥がれてしまったりして使えなくなってしまうこともあります。次の登山で気持ちよく、安全に靴を履けるように、利用後は必ずメンテナンスを行いましょう。
下山後は洗浄を登山靴のメンテナンス方法
以下、登山靴のメンテナンスの手順を紹介します。登山後は以下の手順でメンテナンスを行い保管しましょう。
1.インソールと紐を外す
まずは靴のインソールの紐を外して、細かい汚れも落としやすいようにします。
2.ブラシでアウトソールと靴表面の汚れを取る
次にアウトソールや靴の表面に付着した泥や埃などの汚れを落とします。汚れが落ちづらい場合は、ブラシを利用しましょう。
3.しつこい汚れは部分洗い
ブラシで取れないしつこい汚れは水を絞った布やスポンジでこすって落とします。部分的に専用のクリーナーなどを利用すると汚れが落ちやすくなります。
4.アウトソールの状態をチェックする
汚れが落ちたら、アウトソールの状態をチェックしてみてください。小石や木の破片・泥などが挟まっている場合は、ドライバーなどで取り除き、再度ブラシで汚れが残らないようにキレイに洗いましょう。
5.水分を拭き取る
アウトソール・靴の表面がキレイになったら、乾いた布で水分を拭き取ります。このとき、こすりすぎると表面が劣化するため、水滴が残っている箇所を布で抑えて、優しく水分を拭き取るようにしてください。
6.乾燥させる
全体の水分が拭き取れたら乾燥させます。風通しが良く直射日光を避けられる場所で1日程度乾燥させましょう。
7.撥水スプレーをする
靴が乾燥したら、最後に撥水スプレーを全体に吹きかけます。撥水スプレーで表面をコーティングすることで、水の侵入を防ぐだけでなく、汚れが付きにくくなります。なお、撥水スプレーは屋外の風通しの良い場所で行ってください。誤って吸い込むと、呼吸困難になってしまう可能性があります。
登山靴を上手に保管する際のポイント
次に、登山靴を保管する際のポイントについて解説します。
高温多湿を避ける
温度や湿度が高くなる場所で保管すると、カビが生えてしまうなど、靴の劣化につながります。湿度がこもりやすいシューズボックスへ収納する、または車のトランクに積みっぱなしにするといった方法は避けた方がよいでしょう。
紫外線を避ける
紫外線を浴び続けると、靴の表面の素材が劣化してしまいます。風通しが良くても紫外線によるダメージが靴を劣化させるため、直射日光があたる場所での保管は避けましょう。
定期的に風通しの良い場所で乾燥させる
風通しの良い場所に収納できない場合は、定期的に外に出して乾燥させるのがおすすめです。カビなどの発生を抑えることができます。
保管時には消臭剤などを内部に入れる
ニオイが気になる場合は、保管する際に靴専用の防臭・除湿グッズを入れておくのもよいでしょう。キッチンペーパーやガーゼなどに重曹を入れても防臭グッズ代わりになります。
靴紐は一番上まで締める
保管時、靴紐は一番上まで締めておきましょう。紐をしないまま保管すると、形状が崩れてしまう可能性があります。
上記の5つのポイントに注意して保管すれば、靴を劣化させることなく保管できます。靴の寿命に大きく関わるため、長く使い続けたいという方は可能な限り実践してみてください。
登山靴のメンテナンスにおすすめのグッズ4選
ここからは、登山靴のメンテナンスに利用できるグッズをご紹介します。登山靴をより美しく洗浄・保管するためにも準備しておきましょう。
コロニル クリーニングブラシ
コロニルのクリーニングブラシは、硬いナイロン製のブラシで靴の表面についた汚れを取るのに最適です。アウトソールに付いた小石なども取り除くことができるので、登山靴をキレイに素早くキレイにできます。仕様する際は製品に対して毛を立てるように当てて、一定方向にブラッシングしてください。
コロニル スポンジ
コロニルのスポンジは、皮革やテキスタイルの素材にも利用できるスポンジです。スポンジを水で濡らした後に軽く絞り、優しくこすることで、靴の表面についたしつこい汚れを取り除けます。レザーソープやクリーナーなどと併用するのもおすすめです。
コロニル カーボン ミッドソールクリーナー
コロニルのカーボン ミッドソールクリーナーは、ミッドソール専用のクリーナーです。靴のミッドソールの埃や汚れを落とした後、布などに適量とって、汚れが残っている箇所をこすることで落ちにくい汚れを素早く落とすことができます。利用後は乾拭きして、靴にクリーナーが残らないようにしましょう。
グランジャーズ シューズ ケア ツイン パック
グランジャーズのシューズ ケア ツイン パックは、靴専用のクリーナーと撥水剤のセットです。靴のメンテナンスに最適で、ゴアテックス素材などの機能を損なわずに手入れができるのもポイント。
スワームー シューズリフレッシャー
スワームーのシューズリフレッシャーは、靴の内部に入れる除菌・除湿・脱臭剤です。短時間で除菌・除湿・脱臭が行える優れた製品で、登山靴を保管する際に準備しておきと便利。保管によるカビやニオイの発生を抑えてくれます。
まとめ
登山靴を少しでも長く使うためには、利用後のメンテナンスが欠かせません。また、メンテナンスだけでなく保管の仕方にも注意しましょう。今回ご紹介した方法でメンテナンス・保管をすれば、次回の利用時に劣化したり、ソールが剥がれてしまったり、ニオイがついていたりといったトラブルを軽減できるはずです。メンテナンス・保管の方法がわからなかったという方はぜひ試してみてください。
ITEM この記事で紹介されたアイテム
-
コロニル / Collonil
クリーニングブラシ / CLEANING BRUSH
-
コロニル / Collonil
カーボン ミッドソールクリーナー / CARBON MIDSOLE CLEANER
-
グランジャーズ / Grangers
シューズ ケア ツイン パック OWP / 1500015
WRITER PROFILE
writer はっしー |
趣味は低山ハイキング。写真を撮りながらのんびり歩くのが好き。 最近は新たなアクティビティを模索中。GsMALLチャンネル(Youtube)にも出演中