釣りのポイントはどう探す?ポイント選びの基本とコツ
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writer やまちゃん |
釣りをはじめてみたものの、なかなか魚が釣れないとお悩みの方もいるのではないでしょうか?もしくは、前は釣れていたのに同じポイントが釣れなくなった、どこの場所に行っても魚が釣れないなどの悩みを持っている方もいるでしょう。そこで今回は、釣りのポイント選びの基本とコツについて詳しく解説します。
Contents
釣りはポイントが8割?魚が移動する理由
まずは、ひとつの場所で魚を釣っていても時間が経てば釣れなくなってしまう理由や魚が移動する理由について解説します。
エサをもとめて回遊する
まず抑えておきたいのは、魚の中でも特に回遊魚はエサとなる小魚を求めて絶えず移動するという習性です。小魚が溜まっている場所であれば、一時的に停滞してその場所で捕食することはあるものの、小魚が移動したり数が減ったりすると、それに合わせて別に場所に移動します。エサを追い求めて接岸した魚が移動すると、もちろんその場所では魚が釣れなくなります。
産卵のために移動する
次に抑えておきたいのが、魚は産卵の時期になれば海水温が比較的安定する深場に移動するという点です。例えばスズキは、水温が14℃を下回る冬になると深場に移動して産卵をおこないます。秋には陸からよく釣れていたスズキが冬になると釣れにくくなるのは、産卵のために深場に移動して、陸から狙える場所にいなくなってしまうからです。
適正水温の場所に移動する
魚は水温の変化にも敏感です。魚の種類によって、それぞれの適正水温は異なっており、海水温が上がったり下がったりすると、適正水温の場所を求めて移動します。ある場所で特定の季節に釣れていた魚が釣れなくなる理由は、水温の変化が原因であるともいえるのです。
このように魚はエサ・産卵・適正水温を求めて絶えず移動を繰り返しています。魚が釣れていたポイントで釣れなくなる理由は、このような原因が複合的に合わさった結果と考えることができます。どのような季節・タイミングでも魚を釣るためには、このような魚の習性を理解して、今魚がいるポイントを予測する必要があるのです。
魚がいるのに釣れない……釣り場所と狙うポイントの重要性
魚がいるのに釣れないということもあるでしょう。その理由についても解説します。
魚がエサを捕食するタイミングは限られている
魚は一日中エサを追いかけているのではなく、特定のタイミングで捕食します。そのため、魚を目視できるような状況でも、タイミングを外すとほとんど釣れません。魚がエサを捕食するのは、主に潮位や潮の流れが変化したタイミングです。このようなタイミングを理解していないと、魚がいる場所なのに釣れないということになってしまいます。
警戒心が高い魚は、エサがいても捕食しないことも
魚は警戒心が強く、少しでも違和感があると口を使いません。特にルアーフィッシングで魚を狙う場合は、魚に警戒心を与えないようにポイントを絞ってキャスティングをしたり、ルアーを通すコースが考えたりする必要があります。
狙う魚の習性・エサを把握してポイントを絞ろう
魚がいるシチュエーションにも関わらず、全然釣れないという場合は「狙うタイミング」「狙い方」のいずれかが間違っている可能性があります。
魚を確実に釣るためには、まずは潮位表などを確認してタイミングをずらしてポイントに入ってみるのが良いでしょう。次に、対象となる魚の習性を知って、警戒心や違和感を与えないようにポイントを絞ってキャスティングをしたり、ルアーやエサを流したり、サイズを変えたりするように意識してみましょう。
また、対象魚がどのようなエサを食べているのかを知ることも大切です。魚が違和感を覚えて警戒しないように、工夫をしながら釣りを進めてみてください。
釣りのポイントを選ぶコツ
魚はエサ・産卵・水温などの影響で絶えず移動を繰り返しています。またポイントに魚がいたとしても、魚がエサを負うタイミングではなかったり、狙い方を間違えて警戒心を与えてしまったりするとなかなか釣れません。魚が釣れるポイントについて知りたいという方や、ポイントの選び方について知りたいという方は以下の方法を試してみましょう。
釣り具屋に聞いてみる
一番良い方法は、釣り具屋さんで今釣れている魚や釣れてるポイントを聞くという方法です。釣り具屋には、常時釣り場の情報が入るため、いつ・どこで・何が釣れているかを熟知しています。釣り方やポイントに入るタイミングも合わせて確認するとよいでしょう。
釣果サイトを確認する
釣果サイトを確認して、釣れている場所・時間・魚種を確認するのも良い方法です。インターネットにはさまざまな釣果サイトがあり、場所の特定まではできずとも、どのエリアで釣れたのかといった情報を得ることができます。釣果結果が多く上がっているエリアに絞ってポイントを選べば、魚が釣れる可能性は高くなるでしょう。
釣り船や渡船屋の釣果情報を参考にする
釣果サイトだけでなく、釣り船や渡船屋のHPに掲載されている釣果情報もヒントになるでしょう。陸からの釣果情報がなくても、水深の深い場所で釣れていることがわかれば、周辺エリアでもっとも水深が深いエリアにポイントを絞るなど、作戦が立てやすくなります。釣果サイトだけでなく、釣り船や渡船屋の釣果情報も念のため確認してみてください。
マップアプリを活用する
釣りのポイントを探す際に便利なのが、スマートフォンのマップアプリです。特に航空写真のモードを利用すれば、ポイントの状況を客観的に確認することができます。また、中級者や上級者であれば、海流が通りやすい箇所や潮が動きやすい地形を把握することができるでしょう。また、初心者でも到着前から釣り場の状況を確認できるため、マップアプリを航空写真モードにして事前に確認しておくことをおすすめします。
海図を活用する
海図とは、海の中の地形や水深などがわかりやすくまとめられた地図です。基本的には航海のために作られた地図ですが、最近ではスマートフォンのアプリなどで釣り用の海図を確認することができます。釣り場の詳細な水深や地形を知ることができるので、ルアーや仕掛けを投げ場所の参考に確認しておくとよいでしょう。
ポイントの鳥の動きを確認する
釣り場にたくさんの鳥が低空飛行しているといった場合は、海にたくさんの小魚がいる可能性があります。また、鳥が海の中に突っ込んでいるような状況では、間違いなく小魚の群れが近くにいて、それに付いて大型の魚が回遊している可能性があります。魚がなかなか釣れなくても、そのような状況が長く続いているような場合は、仕掛けを変えたり、ルアーを変えたりしながらチャンスを待ちましょう。
まとめ
釣りにいっても魚が釣れない状況が続くと、諦めてしまいそうな気持になりますが、まずは冷静になって釣れない理由を探してみましょう。対象となる魚の習性がわかれば、ポイントやタイミングや仕掛けが間違っていたことに気付くことができ、次の釣行で魚が釣る可能性が高くなります。コツは特定のポイントや釣り方にこだわるのではなく、魚の習性に合わせて予測して動くということです。魚がなかなか釣れない、ポイントの選び方がわからないという方は、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。
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WRITER PROFILE
writer やまちゃん |
高校の山岳部で山の魅力にとりつかれてはや20年。 ロードバイクも好きで今はグラベルロードにどっぷりハマリ中。 週末は未知のトレイルを探しあちこち走りまわってご当地のお茶を買うという唯一無二の趣味を持つ男。