アウトドア初心者にもおすすめ!タープテントとは

最近、アウトドア初心者の間でタープテントが注目を集めています。ただし、最適なタープテントを選ぶためには、いくつかのポイントを押さえなくてはいけません。今回はタープテントの魅力と、選ぶときのポイントを紹介します。

タープテントとは

タープテントがどのようなものか、その魅力を紹介します。

タープとの違い

タープテントとは4本のポールを使って自立させる、屋根付きタイプのタープです。タープテントは、ワンタッチタープや簡易テントなどと呼ばれることもあります。運動会やイベントなどの本部になっている4本脚の大きなテントをよく見かけると思いますが、タープテントはその簡易版といえるでしょう。

一般的なタープはポールの数が少なく、ロープで固定させることによって自立できます。そのため、ロープが張れないコンクリートの地面などでは使えない点が、タープのデメリットです。しかし、タープテントは自立が可能なため、コンクリート面でも使用できます。

タープテントのメリット

タープテントはワンタッチタイプのものもあり、アウトドア初心者や女性でも扱いやすい点がメリットです。収納バッグから取り出して、フレームを引っ張るだけで設営ができます。
片づけるときも屋根を外してポールを縮めるだけでOKなので、非常に簡単です。

また、タープテントは適度な重量があるため、多少の雨風であれば問題なく使用できます。さらに、テントのようなペグ打ちの必要もありませんので、砂浜などに設営できる点もタープテントの大きなメリットだといえるでしょう。

タープテントのデメリット

タープテントはペグ打ちを行わないため、強風時の利用は厳しいでしょう。また、収納後のサイズが大きめなので、車などで運搬する際、かさばる可能性が高くなります。さらに、重量も比較的重めです。

タープテントの購入を検討している方は、この3点を覚えておく必要があります。

タープテントの選びかた

タープテントを選ぶ際には、使用人数、利用場所・利用シーン、材質、機能などを考慮する必要があります。それぞれのポイントを解説します。

使用人数

タープテントを選ぶ際には、まず使用人数から検討しましょう。3~4人程度であれば2m×2mほどのサイズで十分ですが、5~6人程度の場合には3m×3m以上のサイズは欲しいところです。

また、タープテントの中でテーブルや椅子を使うことも考慮しなくてはいけません。大きなテーブルやたくさんの椅子を置きたい場合は、大きめのサイズのタープテントを選ぶようにしましょう。

利用場所と利用シーン

タープテントを選ぶ際には、利用場所も重要なポイントです。前述の通り、タープテントは重くてかさばりやすいため、運搬時に苦労します。そのため、長距離を歩くピクニックや登山、車を横付けできない場所のアウトドアには不向きでしょう。

また、タープテントは利用シーンに応じて、快適に使えるサイズが異なります。例えば、キャンプや運動会であれば2.5m×2.5m程度で十分ですが、バーベキューなど大人数で使用する場合は、3m×3m以上の大きさでなければ厳しいでしょう。使用人数も考慮に入れ、快適に使えるサイズを見極めることが大切です。

材質

タープテントは材質によって、扱いやすさや耐久性などが異なります。例えば、アルミ製のタープテントは軽量で持ち運びやすいため、アウトドア初心者や女性におすすめです。一方、スチール製のタープテントは耐久性に優れ壊れにくい点がメリットですが、重量が重いというデメリットがあります。

したがって、荷物が多く、運搬する可能性がある場所ではアルミ製のタープテント、風が強い場所で使う場合にはスチール製のタープテントなど、使用する場所や状況に適した材質を選ぶようにしましょう。

利用用途にあった機能の有無

タープテントは各メーカーからさまざまな商品が販売されており、それぞれ機能も異なります。そのため、ご自分が必要な機能が付いているか見定めることも大切です。

例えば、風が強い場所で使う場合は、ベンチレーション機能があるタープテントであれば安心でしょう。UVカット機能が付いたタープテントであれば、日焼けが気になる女性も安心してアウトドアを楽しめます。

雨が強い場所で使うことを想定している場合には、耐水圧の強いものを選ぶ必要があります。また、耐熱素材のタープテントであれば、焚き火も安心して楽しめるでしょう。

まとめ

アウトドア初心者におすすめのタープテントは、人数や場所、利用シーンなどにマッチしたものを選ぶことで、快適に利用できるでしょう。今回紹介したポイントを参考に、タープテント選びにチャレンジしてみてください。

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WRITER PROFILE

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やまちゃん

高校の山岳部で山の魅力にとりつかれてはや20年。 ロードバイクも好きで今はグラベルロードにどっぷりハマリ中。 週末は未知のトレイルを探しあちこち走りまわってご当地のお茶を買うという唯一無二の趣味を持つ男。