キャンプにぴったりなベッドとは?種類・選び方とおすすめのベッド5選

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はせ

キャンプ用ベッドはアウトドアの快適に睡眠に役立つアイテム。寝床が地面から離れているため夏は熱、冬は冷気を受けにくく安心です。最近では折りたたみ式や組み立て式、エア式などさまざまな種類のベッドが出ています。今回はアウトドア用のベッドの種類・選び方、おすすめの商品について解説します。

キャンプ用の簡易ベッド「コット」とは?

アウトドア用に開発された簡易のベッドを「コット」と呼びます。折り畳み式・分解式・エア注入式などの種類があり、利用シーンや機能に合わせて選ぶことができます。
コットとスリーピングマットとの違いは、地面と密着しているか否かで、コットはシート部分に高さがあり地面の硬さや冷えを感じることがありません。自宅のベッドの簡易版のような感覚で使えるため、キャンプ初心者や地面の硬さや冷えが気になるという方、アウトドアでより良質な睡眠がしたい方におすすめです。

キャンプ用のベッド「コット」の種類

アウトドアのベッド「コット」には以下の4種類があります。それぞれの特徴について解説します。

組み立て式

組み立て式のコットは、複数のパーツを組み立てて設営するタイプです。設営・撤収にはやや手間がかかるものの、パーツをバラバラにできるため、収納が非常にコンパクトになります。持ち運びやパッキングの際に非常に便利です。

折り畳み式

折り畳み式は、パーツを折り畳んで収納するタイプです。分解はできず、全パーツが一体になった状態のため、設営・撤収が非常に簡単。初心者でも簡単に利用することができます。分解ができないため、やや収納性に欠ける点がデメリットです。

エア注入式

エア注入式は、登山などで使われるエアマットの大型バージョン、または脚があるコットのシーツ部分がエア注入式になっているタイプです。エア部分の注入に時間がかかるため、やや設営・撤収に時間がかかりますが、自宅のベッドのような体全体を包み込む快適性があります。快適性を重視したい方におすすめです。

リクライニング式

リクライニング式は、チェアとコットが兼用になったタイプです。チェアのリクライニングを利用して、シートを平行にすることができ、簡易のコットとしても利用できます。リクライニングを起こしてチェアとして活用、眠くなったらリクライニングを倒して昼寝など、汎用性が高いのが魅力です。

キャンプ用のベッドの選び方!必ず確認したいポイントは?

キャンプ用のベッドを選ぶ際には、以下の7つのポイントを確認しましょう。

重量

キャンプ用のベッド「コット」は、テントやタープなどに次いでスペースが必要なアイテムです。さらに、しっかりと体を支える必要があるため部品のひとつひとつが大きくなりがちで、重いものだと5kg以上の重量に。徒歩でのバックパックキャンプや、車から設営場所まで距離がある場合は、持ち運びが大変です。中には2kgを切るような軽量なタイプもあるため、キャンプスタイルに合わせて、持ち運びが苦にならない重量を選びましょう。

収納性

上述したように、コットは大きく・重量も重めなキャンプアイテムです。車でキャンプに行く場合でも、荷台のスペースを大きく占める可能性があるため、できるだけコンパクトに収納できるタイプを選びたいところ。荷物の持ち運びをどのように行うかを考慮して、収納性に優れたタイプを選びましょう。

組み立てやすさ

テント・タープ・リビングスペース・キッチンスペースなど、キャンプをはじめるまでにはたくさんのアイテムを設営する必要があります。なれないうちは1時間以上の時間がかかってしまうもの。設営を手早く終わらせるためにも、キャンプアイテムには組み立てやすさが求められます。コットを選ぶ際にも、できるだけ組み立てが簡単で短時間で完了するタイプを選びましょう。

寸法・地面からの高さ

コットにはさまざまな寸法のタイプがあります。テントの中など、限られたスペースで設営する必要があるため、コットを選ぶ際には必ず寸法を確認しましょう。できれば、設営予定のスペースの縦・横・高さを把握して、それに合わせて選ぶことをおすすめします。スペースを把握せずにコットを選ぶと、テントの中に入らないといったトラブルが発生します。

耐荷重

耐荷重とは、何キロまで耐えられるかという指標です。大柄な男性の場合は、耐荷重150kg以上、子どもや小柄な女性の場合は耐荷重100kg以上など、利用者の体重に合わせて、十分な耐荷重があるタイプを選びましょう。

その他(予算・デザイン・生地など)

好みのデザインや生地など、見栄えの部分も確認しましょう。コットはキャンプアイテムの中でも大きいため、全体のデザインや統一感に大きく影響を与えます。サイトのデザイン性や統一感を重視したい方は、テントやタープなどの雰囲気に合わせてデザインや生地を選びましょう。
また、デザイン性と機能性が両立したタイプは高価になりがち。予算を決めて、その中に収まるモデルに絞ることで、より選びやすくなるでしょう。

おすすめのキャンプベッド(コット)5選

ここからは、おすすめのアウトドアベッド(コット)を5つご紹介します。

バクネル 2WAY コット

バクネルの2WAY コットは、耐荷重150kgの非常に頑丈なコットです。フレームには、アルミニウムの中でも軽量性・高強度を兼ね備えた超々ジュラルミンを採用。十分な耐荷重を確保しつつ、重量は2.7kgと比較的軽量。強度の軽さのバランスが良いコットです。フレームのブラックとシート部分のオリーブの相性が良く、どんなスタイルのキャンプとも相性が良いのもポイント。落ち着いたブラウンカーキのカラーのバージョンもあります。

バクネル 2WAY コット

ギミック アウトドアコット

ギミックのアウトドアコットは、ハイとローの2段階に高さを調節できるコットです。耐荷重150kgと十分な頑丈さがあり、強度と軽さを合わせ持つ超々ジュラルミンをフレームに利用しているため、重量2.79kgと軽さもあるのがポイント。「寝疲れしない」「体が痛くならない」など、極上の寝心地をコンセプトに作られており、ウレタンマットや薄いエアマットでは寝れないという方におすすめです。サイドに収納ポケットが付いており、スマホや財布などの貴重品を管理することもできます。ミリタリーテイストが好きな方には、サンドカモフラージュモデルもおすすめです。

ギミック アウトドアコット

ギミック アウトドアコット

BreezeTime 2Wayコット

BreezeTime の2Wayコットは、耐荷重150~200kgと非常に頑丈なコットです。重量も約3.1kgと比較的軽量。ハイ・ローの調節機能も付いており、耐久性・軽量性・利便性のバランスが整ったモデルといえます。シートはたるみの少ない600Dの厚手生地を使用しており、寝心地も抜群。しっかりと固定できるレバーロックが付いており、寝ているときに崩れるといったリスクもほとんどありません。性能のバランスが優れたコットをお探しの方におすすめです。

BreezeTime 2Wayコット

まとめ

キャンプ用に設計された簡易ベッド「コット」は、キャンプでの睡眠にお悩みの方に最適なアイテムです。ウレタンマットやエアマットように、地面と密着していないため、地面の硬さや冷たさを感じることなく眠ることができます。キャンプは大好きだけど眠れないのが悩みという方は、より快適にキャンプを楽しむためにも、ぜひ自身に合ったコットを選んでみてください。

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WRITER PROFILE

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はせ

世界の未確認生物を探している男。1年間会社を休職したことがあり、日本国内のみならず、パプアニューギニア、カナダ、インドネシアの遠征経験あり。 次回の挑戦を虎視眈々と計画中!?