ブッシュクラフトにナイフは必須!選び方とおすすめ6選をご紹介

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よもさん

ブッシュクラフトとは、自然環境にある木などの素材を使って生活をする遊びの総称です。焚火をしたり、必要最低限の調理道具を木材を加工して作ったりしながらキャンプをします。そんなブッシュクラフトに必要不可欠なのが、薪や朽木の加工、調理などに利用するナイフです。今回は、ブッシュクラフトのナイフの重要性や選び方、おすすめ6選についてご紹介します。

ブッシュクラフトの必需品!ナイフはなぜ必要?

ブッシュクラフトの必需品といわれるナイフ。どのような用途で使われるのか詳しく解説します。

バトニング

バトニングとは、ナイフを使って薪を割る行為です。ブッシュクラフトでは、薪がメインの燃料となるため、バトニングで薪を燃やしやすいサイズに加工する必要があります。

フェザースティック

フェザースティックとは、焚き付け用に薪や枝を薄く削いで作る自然の着火剤です。薪や枝の表面を薄く削ぐためにナイフを使用します。

薪や朽木の枝切り

薪や朽木にはたくさんの枝があり、そのままでは加工がしにくいです。効率的に枝を切ったり削いだりするためにナイフを活用します。

薪や朽木の加工

薪や朽木を切ったり削ったりして、お箸・スプーン・コップ・焚火用の鍋掛など、さまざまな道具に加工していきます。道具を作るためにナイフを使用します。

火起こし

ファイヤースターターをナイフの背でこすることで、火花が発生します。火花をフェザースティックや麻紐などの着火剤に移して火を起こします。

調理

野菜や肉などの材料を切ったり、具材を食べるために食べやすくしたり、調理をするのに活用します。調理をするのにナイフは欠かせないアイテムです。

ブッシュクラフトナイフの種類・素材・形状は

次にブッシュクラフトで利用するナイフの種類・素材・形状について解説します。

種類

・フォールディングナイフ
フォールディングナイフとは、折り畳み式のナイフのことです。持ち運びがコンパクトで収納力が高いのがポイント。

・シースナイフ
シースナイフは、刃から持ち手までが一体構造になっているナイフです。鞘に収めて持ち運ぶため収納力はやや劣りますが、太めの薪でも割れる頑丈さと丈夫さがあります。

・フルタングナイフ
フルタングナイフは、刃から持ち手までが一枚の金属でできたナイフです。刃と持ち手の部分が異なる素材でできたナイフよりも強度が高く、ハードに利用することができます。

素材

・ステンレス
ステンレスはサビに強い素材です。メンテナンスがしやすく、初心者におすすめの素材です。水分が付きやすい調理や水辺での使用に適しています。

・カーボン
カーボンは切れ味に優れ、強度も高い素材です。ステンレスに比べるとサビに弱いため、メンテナンスを丁寧にする必要があります。中級〜上級の利用者が多い素材です。

形状

・コンベックスグラインド
刃先から背中にかけてアールがかかっており、刃の断面がやや膨らんだような形状をしているのがコンベックスグラインドです。厚みがあり丈夫な形状で、バトニングなどの作業に適しています。調理やフェザースティックなどの繊細な作業は少し苦手なため、ハードな作業用として持っておくと便利です。

・スカンジグラインド
刃先から背中が平行になっており、コンベックスグラインドのような膨らみがありません。強度と繊細さを合わせ持っており、研ぎやすい形状のため、初心者におすすめの形状です。バトニングなどの作業にも使用できますが、フェザースティックや調理といった細かめの作業に向いているといえます。

・ホローグラインド
刃の背中から刃先に向かって細くなっていくような形状がホローグラインドです。刃先が細いため切れ味が鋭く、調理やフェザースティックなどの繊細な作業をスムーズに行えます。コンベックスグラインドやスカンジグラインドよりも強度が低いため、バトニングなどには使用しないほうが良いでしょう。

ブッシュクラフトナイフの選び方

ブッシュクラフトナイフを選ぶ際には、以下のポイントに注意して選んでみてください。

用途から選ぶ

バトニングがメインの場合はフルタングでコンベックスグラインド、フェザースティックと調理で使う場合はフォールディングタイプのホローグラインドなど、ナイフを使う用途を確認し、それに合わせて適した種類・素材・形状を選びましょう。

手入れのしやすさや使用頻度から選ぶ

手入れがしやすく簡単なのは、サビにくいステンレス製のナイフです。また、刃が平行なスカンジグラインドも研ぎやすく手入れがしやすいといえるでしょう。初心者で使用頻度が高い方は、まずはステンレスのスカンジグラインドが使いやすいはずです。

ハンドルの握りやすさから選ぶ

ナイフを使う際に重要なのがハンドル部分の掴みやすさです。掴みにくく手に合わないナイフはケガの原因になります。ナイフを選ぶ際にはハンドルを実際に持ってみて、掴みやすいか、しっかりグリップできているかを確認しましょう。

デザイン性から選ぶ

ナイフは、ブッシュクラフトで最も使用頻度が高い道具です。好みのデザインのタイプを選ぶことで、趣味の時間をより充実させることができるでしょう。自分の好みを把握して、使い続けたいと思えるような形状・質感のナイフを選んでみてください。

ブッシュクラフト初心者におすすめのナイフ6選

ここからは、ブッシュクラフト初心者におすすめのフェザースティック作成や細かな作業に最適なナイフをご紹介します。

バラデオ Amarillo

バラデオのAmarilloは、ステンレス製のフォールディングナイフです。刃渡りは75mmと扱いやすいサイズ。折り畳み式で収納力が高いのもポイント。ゼブラウッド柄の持ち手が無骨な、優れたデザインも魅力的です。

バラデオ Amarillo

バラデオ Pocket knife ALTAMIRA

バラデオのPocket knife ALTAMIRAは、ステンレス製のフォールディングナイフです。刃渡りは88mm。刃のハンドル寄りの部分が鋸のようにギザギザになっており、切るだけでなく木材を削るのにも活用できる汎用性の高いモデルです。

バラデオ Pocket knife ALTAMIRA

バラデオknife Maringa

バラデオのknife Maringaは、ステンレス製のフォールディングナイフです。刃の先端に向かって細くなっていくホローグラインドで、繊細な作業に向いています。調理やフェザースティックを作るのに適しています。

バラデオknife Maringa

ディージョ tatoos Dark turtle

ディージョのtatoos Dark turtleは、ステンレス製のフォールディングナイフで、チタンコーティングが施されています。錆止めや水垢が付きにくく、メンテナンスが非常に簡単です。メガネのべっ甲フレームのような洗練されたデザインが所有欲を刺激します。

ディージョ tatoos Dark turtle

ディージョ naked

ディージョのnakedは、チタンコーティングが施されたステンレス製のフォールディングナイフです。ステンレスの質感がスマートな洗練されたシンプルなデザインが魅力的です。持ち手が肉抜きされており、37gと非常に軽量。軽くて扱いやすいナイフです。

ディージョ naked

ディージョ Black 37g juniper

ディージョのBlack 37g juniperは、ステンレス製のフォールディングナイフです。チタンコーティングが施されており、メンテナンスがしやすい初心者向けの作りになっています。刃渡り95mmと少し長めで、大きな肉などを捌くのに適しています。黒めの刃にウッドのハンドルが美しいデザインのナイフです。

ディージョ Black 37g juniper

まとめ

ナイフはブッシュクラフトに欠かせないアイテムです。さまざまな種類・素材・形状のタイプがあるため、用途、メンテナンスのしやすさ、ハンドルの握りやすさ、デザイン性などを確認して、好みの一本を選びましょう。ブッシュクラフトのナイフ選びでお悩みの方は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。

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よもさん

若き日は世界を放浪するバックパッカー 中年になった今はキャンプと釣りがメインで山登りを少々。 次は素潜りにチャレンジして銛で大きな魚を突いて「とったどー!」と叫ぶのが夢。

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