春から解禁!渓流釣りの魅力と必要な道具は?

渓流釣りは春から秋までの期間に楽しめる釣りです。ルアー・フライ・エサなどさまざまな仕掛けを使った釣りが楽しめます。今回は渓流釣りの魅力の他、渓流釣りをはじめる際に必要なマストアイテムについてご紹介します。

渓流釣りとは?基本をおさらいしよう

渓流釣りのターゲットやフィールド、釣り方について解説します。

渓流釣りのターゲット

渓流釣りのターゲットとして代表的なのは以下の4魚種です。

・イワナ
・ヤマメ
・アマゴ
・ニジマス

いずれもフィッシュイーターと呼ばれる肉食魚で、小魚や虫などさまざまなものを捕食します。水温が低く、透き通った清流を好み、山間部の渓流や湖などに生息しています。イワナ・ヤマメ・ニジマスは50cmを超えるようなサイズまで成長するため、ダイナミックな釣りを楽しむことができます。

渓流釣りのフィールドは?

渓流釣りのフィールドとされているのは以下のような条件がある場所です。

・川面の幅が10m以下の場所
・山岳部を流れる渓流
・民家や道路に面した里川
山間部や山岳部に近い上流部で川面が10m未満と狭い場所を渓流と呼びます。里川と呼ばれる、山間部の民家や道路に面した川もフィールドの一部になります。渓流釣りのフィールドはこのような自然環境の場所のため、道具・装備には安全性を配慮したものが必要になります。

渓流釣りの釣り方

渓流釣りの釣り方としては以下の3つが代表的です。

ルアーフィッシング

金属・プラスチック製の疑似餌(ルアー)を用いた釣り方です。ロッド・リールを使用します。

フライフィッシング

虫などに似せた軽量な疑似餌(フライ)を用いた釣り方です。ルアーよりも疑似餌が軽いため、専用の太い糸を使い、ロッドとリールで疑似餌をキャストする釣り方になります。

テンカラ釣り

フライフィッシングと同様の疑似餌(フライ)を用いた釣り方ですが、リールを用いず、竿先に糸を付けて行う釣り方です。リールでフライを遠くに飛ばすことができないため、釣竿はやや長めになります。

エサ釣り

テンカラ釣りと同様にリールを用いず、釣竿に糸を付けて行う釣り方です。疑似餌ではなく生のエサを用いて行います。

春から秋まで!渓流釣りのシーズンは?

渓流釣りの特徴は、釣りが可能な期間が設けられているという点です。毎年の3月が解禁日で、9月末までの半年間釣りをすることができます。10月~2月は渓流魚の産卵時期になるため禁漁期となっています。(地域によって期間が違う場合もあるので、釣りをする川を管理する漁業組合等に確認しましょう。)

また、釣りが可能な期間でも渓流釣りをするには基本的に遊漁券が必要になります。渓流釣りを行う際には、釣行するフィールドの漁業組合に問い合わせをして、遊漁券の購入方法などを調べておく必要があります。(遊漁券を購入せずに釣りをするのは違法となります。)

渓流釣りに必要な道具は?

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

渓流釣りに必要な道具について解説します。

ルアー・フライフィッシング

ルアー・フライフィッシングを行うには以下の3つが必要です。

・竿
・リール
・仕掛け(ルアー・疑似餌)

必要な道具は同じですが、それぞれ専用の竿・リール・仕掛け(糸や疑似餌)が販売されています。フライフィッシング専用の道具でルアーを使ったり、ルアー専用の竿・リール・仕掛けでフライを使ったりすることはできません。

テンカラ釣り

テンカラ釣りに必要な道具は以下の3つです。

・テンカラ竿
・糸
・仕掛け

ルアー・フライフィッシングと比べてリールがないため、道具はよりシンプルになります。仕掛けも糸と疑似餌(フライ)の2種類で構成されており、ミニマルな装備で釣りが楽しめます。エサ釣りなどで使うのべ竿で行うこともできますが、糸や疑似餌を扱うのが難しいため、軽量で扱いやすいテンカラ専用の竿がおすすめです。

エサ釣り

エサ釣りに必要な道具は以下の4つです。

・竿
・糸
・仕掛け
・エサ

エサ釣りはテンカラに比べて仕掛けのバリエーションが多く、またエサを常備する必要があります。魚が実際に食べているエサを利用するため釣りやすく、釣果は比較的出しやすいといえます。ウキを使った仕掛けや魚がエサ食い込んだことがわかる目印を糸に付けて行う方法が一般的です。

渓流釣りに必須のアイテム

釣りに直結する道具だけでなく、渓流釣りをするには以下のようなアイテムが必要になります。

ウェーダー

ウェーダーとは胸元まで覆えるような大型の長靴です。渓流釣りでは水に入って移動することもあるため、水に濡れないようにウェーダーが必要になります。

ウェーディングベルト

ウェーディングベルトとは、タモ・ペンチ・ハサミなど、頻繁に利用するアイテムを収納するベルトです。

タックルバッグ

疑似餌・糸・針などの釣りに必要なアイテムを収納するのに利用します。

ファーストエイドキット

擦り傷・切り傷などのケガや虫刺され、蛇に噛まれた際の応急処置のために利用します。

フィッシンググローブ

渓流釣りでは、手足を使って岩場をよじ登るようなシチュエーションもあります。手を保護するためにフィッシンググローブが必要です。

防寒着・レインウェア

冷え込みや雨に備えて、防寒着やレインウェアが必要です。

はさみ

仕掛けを変更したり、エサを切ったりするのにハサミを利用します。

渓流釣りは釣り堀や防波堤などで行う釣りと比べると自然環境が厳しい傾向があります。安心・安全のために上記のようなアイテムを必ず準備しましょう。

渓流釣りにおすすめのアイテム5選

ここからは渓流釣りにおすすめのアイテムをご紹介します。

フォックスファイヤー エキスパートツーシームウェーダー

フォックスファイヤーのエキスパートツーシームウェーダーは、日本の渓流の気候に合わせて開発された渓流釣り専用のウェーダーです。防水性、透湿性に優れたゴアテックス ファブリクスを採用しており、機能性と快適性を兼ね備えています。釣りに便利な複数のポケットなど、利便性にも優れています。

フォックスファイヤー エキスパートツーシームウェーダー

フォックスファイヤー マルチベルトII

フォックスファイヤーのマルチベルトIIは、フィット感に優れ、ウェーダー内への浸水防止や装着時の腰の負担軽減にも役立つウェーディングベルトです。ウェーディングスタッフ・ペットボトルホルダー・熊撃退スプレーなどを左右のベルクロテープで固定でき、歩くたびにずれてしまうといったトラブルが発生しません。

フォックスファイヤー マルチベルトII

コフラン フォールディングシザース

コフランのフォールディングシザース
コフランのフォールディングシザースは、コンパクトに作られた折り畳み式のハサミです。携帯性が高く、荷物を多く持ち運ぶことができない渓流釣りに適しています。

コフラン フォールディングシザース

フォックスファイヤー クリークパックウエスト

フォックスファイヤーのクリークパックウエストはライトゲームフィッシング用ウエストタックルパックです。バッグ内が2気室構造になっており、メイン気室内側にはボックスと小物をキレイに収納できます。背面側の気室にはキーストラップが付属しており、車のキーや財布などの貴重品を収納するのに適しています。

フォックスファイヤー クリークパックウエスト

フォックスファイヤー パワーフィルハイブリッドジャケット

フォックスファイヤーのパワーフィルハイブリッドキャンセルジャケットは、疎水性に優れるポーラテックパワーフィルを中わたに使用したインサレーションジャケットです。保温着でありながら水濡れにも強く、渓流釣りなどの水に濡れやすいシチュエーションに適しています。

フォックスファイヤー パワーフィルハイブリッドジャケット

まとめ

春に解禁され秋まで楽しめる渓流釣り。渓流釣りにはルアー・フライ・テンカラ・エサなどの釣り方があり、好みに合わせて釣り方を選ぶことができます。また、渓流釣りは自然環境が厳しく、安全・安心のための装備も欠かせません。渓流釣りを始めたいという方は今回ご紹介した内容を参考に、アイテムを揃えてみてください。

ITEM この記事で紹介されたアイテム

WRITER PROFILE

writer
やまちゃん

高校の山岳部で山の魅力にとりつかれてはや20年。 ロードバイクも好きで今はグラベルロードにどっぷりハマリ中。 週末は未知のトレイルを探しあちこち走りまわってご当地のお茶を買うという唯一無二の趣味を持つ男。