ソロキャンプのレイアウトが決まらない……。オシャレで統一感のあるレイアウトのコツ
How to
writer やまちゃん |
ソロキャンプの回数を重ね、次のステップとして「レイアウト」を意識している方もいるかもしれません。しかし、どのようなレイアウトが良いのか、自分の手持ちのアイテムで改善するには何を買い足せばよいのかなど、ソロキャンプのレイアウトについてお悩みの方もいるでしょう。今回は、オシャレで統一感のレイアウトのコツについてご紹介します。
ソロキャンプのレイアウトの代表例8選!
まずは、ソロキャンプのレイアウトの代表例をご紹介します。以下の8つの中から自分好みのレイアウトを探してみてください。
ソロテント&タープスタイル
ソロテント&タープスタイルは、もっともシンプルな王道レイアウトです。ソロテントの入り口とタープが重なるように作ることで、寝室とリビングがつながったツールームテントのように使うことができます。レイアウトが簡単で、使いやすいため、タープの購入を検討している方にぜひ試してみてほしいレイアウトです。
カンガルースタイル
カンガルースタイルは、タープやシェルターの中にテントを設営するレイアウトです。暖房効果が高く、リビングでもテント内でも暖かく過ごすことができます。サイトがコンパクトにまとまり、収まりが良いのもポイント。テントを濡らす心配がなく、居心地も抜群のおすすめレイアウトです。
コックピットスタイル
コックピットスタイルは、チェアの周りにテーブル・収納・焚火台などのすべてのアイテムを集めて、座った状態ですべてを操作できるレイアウトです。秘密基地感があるソロキャンプならではのスタイルで、アイテムを吟味して色や素材を統一すれば、見栄えも抜群。男性のソロキャンパーに特におすすめのレイアウトです。
小型ツールームスタイル
ツール―ムテントといえば、グループキャンプやファミリーキャンプのイメージがありますが、ソロ用の小型のモデルも販売されています。テントとタープを兼ねるため、設営が簡単。アイテム数が減るため、アイテムの相性を合わせる手間も省くことができます。リビングスペースと寝室にキレイに分けられているため、テーブルやイスの設置も決めやすく、レイアウトに自信がないけどかっこよくしたい!という方におすすめです。
ワンポールテントのみのスタイル
ワンポールテントの内部にすべてのアイテムをレイアウトするスタイルです。やや大きめのワンポールテントが必要ですが、アイテム数が少なく設営が非常に簡単です。煙突式の暖炉を設置して、内部で煮炊きもできるようにすれば、完全なプライベート空間の中でキャンプを楽しむことができます。アイテム数を厳選した、無骨なスタイルが好みの方におすすめです。
バップテントスタイル
バップテントは、2本のポールで設営するテントで、前室を大きく開くことができ、解放感がたっぷりのレイアウトです。全室部分をコックピットスタイルのようにレイアウトすることで、設営後はほとんど動くことなくすべての作業を行うことができます。野営感があり、ワイルドな世界観が好みの方におすすめのレイアウトです。
ハンモックスタイル
ハンモックスタイルは、タープとハンモックで作るレイアウトです。ハンモックを覆うようにタープを設営します。ハンモックをチェア兼ベッドのように利用でき、タープの前半分でリビングスペースを作ります。就寝時も解放感があり、自然をより感じたいという方におすすめのレイアウトです。
車中泊ソロキャンプスタイル
車に設置できるタープでリビングを作り、就寝は車でするのが車中泊ソロキャンプスタイルです。車で就寝できる安心感と設営・撤収の簡単さがポイント。車を車中泊仕様に改造している方や、設営・撤収を迅速に行いたいという方に特におすすめです。
自分に合ったソロキャンプのレイアウトの選び方
自分に合ったソロキャンプのレイアウトを選ぶためには、どのような部分に注意すればよいのでしょうか?
ここでは、レイアウトの選び方について解説します。
レイアウトで何を重視したいかを書きだす
まずはレイアウトで何を重視したいのかを書きだしましょう。快適性なのか、世界観なのか、利便性なのか、何を重視するかによって目指すべきレイアウトは変わります。ソロキャンプの経験をもとに重視したい事柄を整理しましょう。
これまでのキャンプでストレスを感じた部分を整理する
レイアウトの参考になるのは、これまでのキャンプ経験から物足りないと感じたことやストレスに感じたことです。物足りなさやストレスに感じたことを整理することで、目指すべき方向性がはっきりするでしょう。
利用するキャンプ場のサイトの広さや地面のコンディションを確認する
頻繁に利用するキャンプ場がある場合は、サイトの広さや地面のコンディション、樹木の多さなどの環境を確認しましょう。ペグが刺さりにくいサイトの場合は、ワンポールテントやタープの設置が難しくなる可能性があります。また、周辺に樹木がなければハンモックを設置できません。自身の目指すレイアウトが実現できるキャンプ場なのかどうかを確認しましょう。
キャンプ中の導線を考える
キャンプ中の導線を考えることも大切です。リビング部分・寝室部分の行き来がスムーズになるようには、どのようなスタイルが良くて、どのようなサイズ・タイプのアイテムが適しているのか。キャンプをより快適にするためにも、レイアウトを決める際には導線にも注意しましょう。
ロースタイルかハイスタイルかを選ぶ
テーブルとチェアには、ロースタイルとハイスタイルがあります。居心地が良いのは、地面と近いロースタイルなのか、それとも一定の高さがあり動きやすいハイスタイルなのか、レイアウトを決める前にロースタイルかハイスタイルかを決めておきましょう。
必要なアイテムを整理する
目指すべきレイアウトの方向性が決まったら、追加しなければならないアイテムを整理しましょう。今のまま使い続けられるものと、新しく買い足す必要があるギアに分けてメモしてみてください。追加するアイテムが決まったら、候補の商品のURLも一緒にまとめておきましょう。
SNSなどで好みのレイアウトを見つける
なかなかレイアウトが決まらない場合は、人のレイアウトをたくさん見るのがおすすめです。キャンプブームで、インスタグラムなどのSNSにはたくさんのレイアウトが掲載されています。SNSやYouTube、雑誌などを参考に、心を掴まれるレイアウトを探してみましょう。
レイアウトを決める際のコツ
最後にレイアウトを決める際のコツについて解説します。
使う色を決めて統一する
オシャレでスタイリッシュなレイアウトの共通点は、色の統一感です。淡いアースカラー、ワイルドなカーキやオリーブ、スタイリッシュなブラック、など好みの色を2~3色決めて、アイテム全体を統一すれば、見栄えの美しいレイアウトになります。
キャンプアイテムをなるべく同メーカーで揃える
統一感を出す一番簡単な方法は、なるべく同じメーカーでアイテムを揃えるということです。すべて同じにする必要はありませんが、テントとタープなどの寝室、テーブルとチェアのリビング、調理道具を設置するキッチンなど、ジャンルごとに同メーカーで揃えれば誰でも簡単に統一感を出すことができます。
テーブルを中心に縦横のラインを合わせて設営する
実際にキャンプ場でレイアウトをする際は、テーブルを中心にアイテムを設置しましょう。テーブルの縦・横のラインに合わせてその他のアイテムを設置することで、収まりがよく、レイアウトが素早く決まります。直線のラインが美しいレイアウトになるため、ぜひ試してみてください。
まとめ
ソロキャンプの空間をより自分好みにするためには、レイアウトを見直すことが大切です。レイアウトの例やレイアウトの選び方を参考に、アイテムを吟味して、より居心地の良い空間を作ってみてください。おすすめの方法は、少しずつ変えていくこと。タープなどの大きめのアイテムから少しずつ変えていき、実際に過ごしてみて、どのようなアイテムが必要なのかが具体的になれば、失敗も少なくなります。ソロキャンプの慣れてきた方は、ぜひ試してみてください。
ITEM この記事で紹介されたアイテム
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ホールアース / WHOLE EARTH
ボンファイヤーチェア / BONFIRE CHAIR / ブラック WE2KDC10
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ディフィニトリー / Definitely
オイルランタン用五徳/ワンプ/WAMP HF007-14
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ヘブンテント / Haven Tent
ヘブンテント リッジライト Haven Ridge Light / LED ライト
WRITER PROFILE
writer やまちゃん |
高校の山岳部で山の魅力にとりつかれてはや20年。 ロードバイクも好きで今はグラベルロードにどっぷりハマリ中。 週末は未知のトレイルを探しあちこち走りまわってご当地のお茶を買うという唯一無二の趣味を持つ男。