アルコールストーブとは?メリット・デメリットと初心者におすすめの2選
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writer はせ |
アルコールストーブは、軽量でタフなコンロ。ガスよりも軽量で登山者やミニマルキャンパーに人気の高いアイテムです。しかし、さまざまな種類がある他、使い方がわからない、火がキチンと点くか不安など、アルコールストーブを選ぶのに躊躇している方もいるかもしれません。今回は、アルコールストーブの魅力や選び方、おすすめの商品について記載します。
Contents
アルコールストーブとは?
まずはアルコールストーブとはどのようなものなのかについて解説します。
ガスより軽量?アルコールストーブの特徴
アルコールストーブとは、アルコールを燃料として火をつけるコンロのことです。液体のアルコールとアルコールを入れるための受け皿、フライパンや鍋を置くための五徳がセットになっているタイプが一般的です。ガスコンロよりも、燃料・本体が小さく軽いのが大きな特徴です。
アルコールストーブの用途
アルコールストーブはどのようなシーンで利用するのでしょうか?アルコールストーブの用途としては以下の 6つが挙げられます。
・ソロキャンプ
・デイハイク
・山小屋泊
・テント泊
・釣りキャンプ
・キャンプの予備
基本的には、荷物を小さくしたり軽くしたりしたいアクティビティに適していると言えます。最小限のアイテムで野営を楽しみたいミニマルスタイルのソロキャンパーや、長期間の移動を伴うテント泊のハイカーなどから人気を集めています。
アルコールストーブは面倒?使い方を簡単解説
アルコールストーブを利用する際に必要なアイテムや使い方について解説します。
アルコールストーブの利用に必要なアイテム
アルコールストーブを利用する際には以下のアイテムが必要です。
・アルコールストーブ本体
・五徳
・風ぼう
・アルコール(無水エタノール・燃料用アルコール)
・ライター・マッチ
五徳はアルコールストーブ本体と設置になっていることが多々あります。その他の風ぼうや燃料となるアルコール、着火のためのライターやマッチは別途準備しましょう。
アルコールストーブの使い方
アルコールストーブの使い方はとてもシンプルです。本体にアルコールを入れて、ライターやマッチの火をアルコールに近づけると着火します。注意点は、ガスなどに比べて火力が弱いこと。風が強いと、着火しなかったり鍋やフライパンに火が届かなかったりする可能性があります。必ず風ぼうを用意するようにしましょう。
アルコールストーブのメリット・デメリット
アルコールストーブのメリット・デメリットについて解説します。
アルコールストーブのメリット
上述したように、アルコールストーブの最大のメリットは荷物が小さく軽くなることです。本体・燃料ともにガスに比べて軽量・コンパクトなため、アルコールストーブに替えることで収納がしやすくなり、荷物も軽量化できます。
アルコールストーブのデメリット
アルコールストーブのデメリットは、ガスに比べて火力が弱く安定しないことです。水を沸かすなどのシンプルな調理であれば問題ありませんが、炒め物や鍋料理など、手の込んだ料理をしようとすると十分な火力が得られない可能性があります。
アルコールストーブは、収納性の向上や軽量化などの大きなメリットがありますが、料理をしっかりしようとすると物足りない場合があります。料理をしっかり楽しみたい、アルコールの火力だと不安といった方にはあまり向かないため、メリット・デメリットを理解してから導入を検討しましょう。
アルコールストーブの選び方
次にアルコールストーブの選び方について解説します。
材質
アルコールストーブの材質としては、チタン・ステンレス・真鍮・アルミなどがあります。もっとも性能が高いのは軽量で耐久性もあるチタン、性能と価格のバランスが良いのがステンレスや真鍮、リーズナブルで使いやすいのがアルミです。とにかく軽いものを選びたい方はチタン、お試しで使ってみたいという方はアルミなど、好みに合わせて選びましょう。
軽さ
アルコールストーブを選ぶ方の多くは、荷物の軽量化を目的としているのではないでしょうか?そのため、軽さはアルコールストーブを選ぶ際の重要な要素です。利用中のストーブと比較して、本当に軽くなっているのかどうかを確認しましょう。
大きさ
アルコールストーブを選ぶ際には本体の大きさも確認しましょう。軽量でも大きさがあるとパッキングがしづらい場合があります。また、折り畳み式で小さくなるなど、コンパクトに収納できるかどうかも確認してみてください。
容量
本体にどのくらいのアルコールを入れられるのか、その量でどの程度の時間燃焼が続くのかを確認しましょう。デイキャンプやハイキングのみなど、日帰りでの利用がメインの場合はそこまでこだわる必要がありませんが、宿泊を伴う場合、容量が少ないと燃料が足りなくなってしまったり、十分な火力が得られなくなったりします。
オプションの有無
アルコールストーブは、本体だけのタイプから、五徳や風ぼうがセットになっているものなど、さまざまなタイプがあります。また、オプションや別売りで五徳や風ぼうを足せるタイプもあるので、オプションがあるかどうかを確認しましょう。同メーカーの風ぼうや五徳であれば、アルコールストーブ本体と一緒に利用することを想定して設計されているため、相性を考える必要がなく安心できます。
デザイン性
必要最低限の機能性を持たせたアルコールストーブは、道具として非常に美しく、その機能美に惹かれて選ぶ人も少なくありません。アウトドアの時間をより充実させたり、豊かなものにしたりするためにも、デザイン性も考慮してアルコールストーブを選びましょう。
キャンプがより快適に!おすすめのアルコールストーブ2選!
ここからは、おすすめのアルコールストーブをご紹介します。
エバニュー ブルーノートストーブ セット
エバニューのブルーノートストーブセットは、本体とその点火をサポートするプレートがセットになったアイテムです。サイズは、外径50 x 高さ32mm / 径62 x 高さ7mmで、容量は15ml、素材はアルミニウムのアルコールストーブです。重量は20gと非常に軽量なのが特徴。限られた燃料注入量で十分な火力を得られるように、素材・構造・燃焼孔の大きさ・孔位置の割り出しなどを設計しており、こだわりに抜いた機能美が魅力的なアイテムです。15mlのアルコールで約300mlのお湯を沸かせることができます。なお、本体のみの商品も販売されています。
エバニュー チタンアルコールストーブ
エバニューのチタンアルコールストーブは、小型、軽量で丈夫なチタン製アルコールストーブです。使用する度に素材がチタン独特の青みがかってくるのが特徴で、その経年変化の美しさに惹かれて選ぶ方も少なくありません。サイズは外径7.1(内径3.9cm)x高さ4.2cmで、重さは34g、容量は最大70mlと軽量性と十分な容量が魅力的なアイテムです。エバニューのチタン十字ゴトク(別売)と合わせて、小型クッカーにすっぽりと収まる収納性もポイント。
まとめ
アルコールストーブは、ガスに比べると火力や火の安定性に劣りますが、軽量性・収納性などが魅力的なアイテムです。またシンプルさゆえの独特の機能美を持ったアイテムで、アウトドア好きの方の中には愛好家も多くいます。ガス以外のストーブを使ってみたいという方や、荷物の軽量化をしたいという方はぜひ一度試してみてください。
ITEM この記事で紹介されたアイテム
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エバニュー / EVERNEW
ルーノートストーブ セット / BLUENOTEstove set EBY639
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エバニュー / EVERNEW
チタンアルコールストーブ / EBY254
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コールマン / Coleman
コンパクトアルコールバーナー&クッカーセット / 2000038863
WRITER PROFILE
writer はせ |
世界の未確認生物を探している男。1年間会社を休職したことがあり、日本国内のみならず、パプアニューギニア、カナダ、インドネシアの遠征経験あり。 次回の挑戦を虎視眈々と計画中!?