車中泊をはじめよう!メリット・デメリットと注意点、必需品を解説
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writer よもさん |
車中泊は最近ブームになりつつあるアウトドアアクティビティのひとつです。釣りやサーフィンなどのアクティビティをより快適にしたり、キャンプのようにオートキャンプ場で車中泊を楽しんだり、さまざまな楽しみ方があります。今回は、車中泊が人気の理由やメリット・デメリット、車中泊をはじめる際の注意点、おすすめのアイテムについて解説します。
Contents
車中泊とは?人気の理由とメリット・デメリット
まずは車中泊が人気な理由とメリット・デメリットについて解説します。
車中泊が人気の理由
車中泊が人気の理由は、キャンプ気分を味わいつつ、快適性も確保できるから点にあります。「キャンプアイテムを揃えるのが大変」「アウトドアは好きだけどテントで寝るのはちょっと」「虫が気になる」など、キャンプをしたいけど少し不安があるという方にとって最適な選択肢になっています。
車中泊のメリット・デメリット
次に車中泊のメリット・デメリットについて解説します。
・メリット
車中泊のメリットは、安心できる車内で就寝できるという点です。充電などの電気系も車に付属したものを利用でき、より自宅に近い環境でアウトドアを楽しめるといえます。また雨漏りなどの可能性も限りなく少なく、悪天候でも安心して過ごすことができます。また、キャンプよりも少ないアイテムで実施できるため、設営や撤収が簡単なのもメリットのひとつでしょう。
・デメリット
デメリットは、アウトドアを楽しむアクティビティとしてはやや物足りないという点でしょう。車の快適空間で時間を過ごすため、自然をダイレクトに感じることができません。また、バッテリーが落ちた際の対応などを覚えておかないと、帰宅できないといったトラブルにつながる可能性があります。就寝ができるサイズの車、または車のカスタムが必要な点にも注意が必要です。
車中泊はどこでできる?
車中泊はどのような場所でできるのでしょうか?代表的なスポットとしては、以下の5つがあります。
・道の駅
・オートキャンプ場
・サービスエリア・パーキングエリア
・RVパーク
・車中泊可の駐車場
道の駅や駐車場の中には車中泊を禁止しているところもあるので注意が必要です。
どうすれば始められる?車中泊の始め方と注意点
では、車中泊はどのようにして始めればよいのでしょうか?ここでは、車中泊のはじめる際のチェックポイントと注意点について解説します。
車中泊をはじめる際のチェックポイント
車中泊をはじめる前に以下の4つのポイントについて確認しましょう。
・車中泊ができる車かどうか
スペースが広く、足を伸ばして就寝できるかどうかを確認しましょう。後部座席のリクライニングが平行になるまで倒れるような車であれば安心です。リクライニングがあまり倒れない場合は、就寝はできるものの快適とはいえず、エコノミークラス症候群などにかかる可能性もあります。車をカスタムするなど、車中泊仕様に変更することを検討しましょう。
・車中泊をする場所を確認する
車中泊はどこでもできるわけではなく、上述したようにできる場所が限定されています。車中泊をはじめる前に、目的地で泊まることができるのかどうかを確認しましょう。
・車中泊にかかる費用
足を延ばして就寝できるスペースがある場合、寝具や食料を持てばすぐに車中泊をすることができます。ただし、より快適な空間に仕上げたい、今の仕様では車中泊ができないのでカスタムしたいという場合は、数十万の予算が必要になります。カスタムする場合にどの程度の金額が必要になるのかを確認しましょう。
・車中泊に必要なアイテム
車中泊をより快適にするためには、キャンプ道具の一部をアイテムとして利用することができます。どのようなアイテムが必要になるのかを確認しましょう。必要なアイテムに関しては以下の項目で詳しく解説します。
車中泊をする際の注意点
車中泊をはじめる前に、リスクや注意点、マナーについても理解しておきましょう。
・車中泊する場所の安全性
車上狙いが発生していないかなど、車中泊をする場所の安全性に関して確認しておきましょう。
・アイドリングなどはしない
車中泊の人気スポットやオートキャンプ場では、さまざまな人がキャンプや車中泊を楽しんでいます。アイドリングは騒音や排気ガスなど他の人の迷惑になるため緊急時以外はやめましょう。
・駐車場は1台分で使用する
駐車場を利用する場合、タープなどを設置するのに2台分のスペースを取る人がいます。駐車場が混んできたときに迷惑になるため、一台分だけを利用するようにしましょう。タープなどを設置したい場合はオートキャンプ場を利用するようにしましょう。
・調理する場合はオートキャンプ場で
道の駅や大きな駐車場で車中泊をして、料理をした際のゴミや皿洗いをトイレの手洗いで行うのはマナー違反です。調理をしたい場合は、炊事場があるかを確認するかオートキャンプ場を利用しましょう。
・連泊はしない
道の駅や駐車場を使った連泊はマナー違反です。車中泊をする場合は一泊までにしましょう。
・ガソリンスタンドの位置を確認
ガス欠に備えて、車中泊をする場所の最寄りのガソリンスタンドがどこにあるかを確認しましょう。
・トイレの有無
駐車場の場合、トイレがない場合があります。またあっても夜間の使用を制限していることがあるため、事前にトイレを利用できるか確認しておきましょう。
キャンプアイテムが大活躍!車中泊に必要なアイテムは?
車中泊に必要なアイテムとしては以下の10個があります。
シュラフ
キャンプや登山で利用するシュラフや車中泊の就寝用にもぴったりです。コンパクトに収納できて、保温性に優れたタイプを選びましょう。
マット
リクライニングを倒して就寝する場合、マットがあるとシートの段差を緩和できるためより快適に就寝することができます。ウレタンマットやエアマットなどをひとつ準備しておきましょう。
LEDランタン
室内灯をつけっぱなしにするとバッテリーが落ちてしまう可能性があります。LEDランタンを用意して、室内灯はなるべく利用しないようにしましょう。
簡易テーブル
車内でも利用できるような簡易なテーブルがあれば、食事をする際に便利です。外にタープを設置する場合は、大きめのテーブルを用意しても良いでしょう。
クーラーボックス
食材や飲み物を保管・保冷するために、クーラーボックスを用意しておきましょう。
車中泊ならDC電源を使用するタイプのクーラーボックスも有効です。
クッカー・カトラリー類
キャップで利用するクッカーセットやカトラリー類も車中泊で活躍します。料理をしっかりしたいという場合は、準備しておきましょう。
DC-ACインバーター
車載用インバーターとは車のバッテリー(直流12V)の電気を家庭用の交流100Vに変換する装置。これがあれば、家電などの電力が必要なものも利用できます。スマートフォンやパソコンの充電もできるので、ひとつ準備しておくと便利です。
カーテン
車の窓につけるカーテンがあれば、着替えなどの際にプライバシーを守ることができます。また、他の車のライトなどがまぶしい場合に便利です。
トイレットペーパー
道の駅や大きめの駐車場などのトイレは、トイレットペーパーが切れている可能性があります。保険としてトイレットペーパーをひとつ準備しておきましょう。水場の無いところでお皿を拭いたりするときも役に立ちます。
エチケットアイテム(歯ブラシ・ウエットティッシュなど)
就寝前のケアとエチケットのために、歯ブラシ・ウエットティッシュなどを準備しておくと便利です。
車中泊の必需品!おすすめのアイテム5選
車中泊のアイテムの中でも必需品となるおすすめのアイテムをご紹介します。
シュラフ:ミレーバイカル750
ミレーのバイカル750は3シーズン向けのシュラフです。快適使用温度は10℃で、春~秋の車中泊で暖かく眠ることができるでしょう。冬場も着込んだり、中に毛布を入れたりすれば温度によっては利用できます。汎用性の高いシュラフを検討している方はぜひ選んでみてください。
マット:エクスペド ダウンマット ライト 5 M
エクスペドのダウンマットライト5Mは、R値4.1と氷点下の温度でも利用できる高性能マットです。内部にダウンが含まれており、寒さに強いのがポイント。一年を通して問題なく利用できるでしょう。空気で膨らませるエアマットですが、ポンプが付属されており、空気入れの負担が軽減されます。
LEDランタン:BreezeTime フォールディングLEDランタン
BreezeTimeのフォールディングLEDランタンは、持ち運びに便利なLEDランタンです。折り畳み式でコンパクトになり、収納性にも優れています。3種類の発行パターンがあり光量調整も可能。ひとつあれば、車内で十分な明るさを得ることができます。
簡易テーブル:ソト フィールドホッパー
ソトのフィールドホッパーは、超軽量でコンパクトな簡易テーブルです。A4サイズで、一人用のテーブルにぴったりなサイズ感。収納時はノート一冊分程度の厚みで、持ち運びや収納が非常に便利です。少し小さい場合は、このテーブルを2つ揃えて並べて使うのも良いでしょう。
簡易クーラーボックス:ギミック ソフトクーラーボックス
ギミックのソフトクーラーボックスは、真夏でも保冷状態を48時間キープできる簡易クーラーボックスです。20Lというちょうどよいサイズ感で、1~2名分の食料や飲み物をしっかり保冷することができます。ショルダーストラップや小物を付けられるストラップなどの機能も豊富で、使い勝手に優れたクーラーボックスです。
まとめ
アウトドアブームで注目を集める車中泊。車の使用が合えばすぐにはじめることができ、手軽にキャンプ気分を味わうことができます。キャンプなどに興味があるけど、ちょっと抵抗があるという方は、ぜひ車中泊にチャレンジしてみてください。
ITEM この記事で紹介されたアイテム
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ミレー / MILLET
バイカル750 / SKY DIVER BAIKAL 750 REG MIC1133
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ダンロップ / DUNLOP
キャンピングマット36 / Campinng Matt 36
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ギミック / GIMMICK
ギミック ソフトクーラーボックス / gm-sh5000
WRITER PROFILE
writer よもさん |
若き日は世界を放浪するバックパッカー 中年になった今はキャンプと釣りがメインで山登りを少々。 次は素潜りにチャレンジして銛で大きな魚を突いて「とったどー!」と叫ぶのが夢。