近年、登山を趣味にする人が増えました。しかし、はじめて行く際にはたくさんの道具を揃える必要があるため、一定の知識が必要です。今回は、登山初心者の方のために登山に必要な持ち物を紹介します。ぜひリスト化して役立ててください。

登山に必要な道具と服装

まず、登山に行くために相応しい道具と服装を、一通り揃えましょう。

リュック

登山に必要な道具を入れて運搬するためのリュックは、30Lのサイズが初心者の方にはおすすめです。また、登山用のリュックは背面長の長さが非常に重要なので、ご自分の身長にフィットしたものを選ぶようにしましょう。

登山靴

不安定な山道を安定して歩くためには、登山靴が必須です。ローカット、ミッドカット、ハイカットの3種類があり、軽い登山であればローカットでも十分ですが、標高差や傾斜がきつい登山をする場合には、ミッドカットかハイカットを検討しましょう。

レインウェア

山の天気は非常に変化が激しく、出かけるとき快晴でも、いきなり雨が降ってくることがあります。そのため、レインウェアは必ず登山に持っていきましょう。

なお、リュックと登山靴、レインウェアは登山にはマストなので、最低限この3点は揃えなくてはいけません。

アウター

雨風や冬場は雪から身体を守るアウターも準備しておくと安心です。防水・防風効果に加え、透湿性が高いアウターを持っていくと、長時間快適に過ごせるでしょう。

ベースレイヤー

肌着の役割を果たすベースレイヤーは、長時間歩くことで身体から出る汗を吸い、乾燥させ汗冷えを防ぐ重要なアイテムです。

ミドルレイヤー

ミドルレイヤーは外気の温度にあわせて、体温調整をするために必要なアイテムです。フリースやシャツ、ダウンなどが該当します。

パンツ

伸縮性が高く、歩きやすい素材、速乾性の素材のパンツも登山には必須です。また、転倒リスクや体温を維持するためにも、長ズボンタイプのパンツをおすすめします。

靴下

厚手で上部な登山用の靴下も準備しておきましょう。登山靴を履いて長時間歩くと、靴の中が蒸れるため、乾きやすい素材(ウール、化繊素材)の靴下がおすすめです。

帽子

昼間は日差しが強い時間帯もあるので、帽子の準備も必要です。防水生地の帽子を持っていけば、突然雨が降ってきても安心でしょう。

手袋

手袋は防寒対策だけでなく、転倒した際、地面に手をついて岩や石などでケガをしないためにも必要なアイテムです。険しい山道の登山にチャレンジする場合は、手袋も準備しておきましょう。

登山に必要な道具

次は、登山に必要な最低限の道具を紹介します。

ヘッドライト

山の中は夕方や夜になるとかなり暗くなるため、ヘッドライトも必要です。懐中電灯では片手がふさがるため、両手が自由になるヘッドライトを持っていきましょう。

スマートフォン・モバイルバッテリー

スマートフォンも登山中にさまざまなことを調べるために必須のアイテムです。また、登山は何時間も歩くため、スマートフォンの充電が切れることも想定されます。当然ながら山中にコンセントなどは存在しないため、充電済みのモバイルバッテリーを持っていきましょう。

地図・GPS

登山中、自分が歩いている場所を把握するための地図の持参や、スマートフォンのGPS機能も使えるようにしておきましょう。特にスマートフォンのGPS機能は万が一の際にも重要な役割を果たしますので、前述したスマートフォン、モバイルバッテリーと共に準備は必須です。

飲みもの

スポーツドリンクやジュースなどの水分補給用の飲みものが必要です。なお水であれば、飲料水としてだけでなく、手や傷口を洗う際にも役立つでしょう。

行動食・非常食

長時間歩く体力を維持するための行動食と、万が一の事態に備え、若干の非常食も準備しておきましょう。

健康保険証

登山でケガや、事故にあったときのために、健康保険証（コピーでも可）も持っていくと安心です。

ゴミ袋

登山中に出たゴミは持ち帰りが基本です。そのため、ゴミを持ち帰るためのゴミ袋も準備しておきましょう。

登山にあると便利な持ち物

登山に必須ではありませんが、持っていくと便利な持ち物としては、サングラスやトレッキングポール、携帯トイレ、トイレットペーパー、虫よけスプレーなどが挙げられます。また、人によっては常備薬や日焼け止めなどもあると安心でしょう。

サングラス

昼間はかなりの日差しがある時間帯もあるため、サングラスもあると便利です。特に雪が残っている山に登る場合は、照り返し対策として重宝するでしょう。

トレッキングポール

トレッキングポールは登山に持っていくと、疲れにくくなるためのおすすめアイテムです。高齢者や女性はもちろん、男性の方も一度使うと手放せなくなるアイテムでしょう。

常備薬

登山は外部にいる時間が長いので、不測の事態に備えて、持病のある方は常備薬も携帯しておくと安心です。

携帯トイレ・トイレットペーパー

登山の際中に突然便意を催したときに、タイミングよくトイレがあるわけではありません。そのため、携帯トイレを持っていくことをおすすめします。また、公衆トイレにトイレットペーパーがないことも想定されるため、持参すると安心です。

日焼け止め

登山中はかなりの紫外線を浴びる場合もあるので、気になる方は日焼け止めも持っていきましょう。

虫よけスプレー

山の中にはさまざまな虫がいるため、中には刺される方もいます。そのため、虫よけスプレーを持っていくことで、虫に刺されるリスクを減らすことができるでしょう。

筆記用具

登山届が必要な山もあるため、筆記用具も持っていきましょう。また、コースタイムの記録を取る際にもあると便利です。

まとめ

登山に必要な持ち物は今回紹介した通り、非常にたくさんあります。現場に行ったとき、ないと困るものもありますので、事前にリスト化して抜け漏れのないように準備しておきましょう。また、GsMALLでも登山用品を豊富に取り揃えていますので、登山初心者の方はぜひチェックしてみてください。