登山用の時計の魅力は?選び方のポイントとおすすめ5選!
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writer ラグビー登山家 ナガサワ |
登山を趣味にしている方の中には、登山用に設計された時計の購入を検討している方もいるのではないでしょうか?しかし、最初の一台で何を重視して選ぶべきかがわからないとお悩みの方もいるでしょう。今回は、登山用の時計の魅力や選び方のポイント、おすすめの商品などについて解説します。
Contents
登山用の時計とは?
登山用の時計は、登山中に便利な機能が搭載された時計です。高度計・気圧計・コンパスなどに加え、GPSやフィットネス機能などなど、充実した機能と利便性が魅力の時計です。登山のリスクを低減させるほか、より快適に必要な情報を得たり、記録したりすることができます。登山中級者から上級者に人気のアイテムです。
登山用の時計の機能とは?
登山用の時計に搭載されている機能について解説します。
登山用の時計に必須の5つの機能
登山用の時計に必須とされているのが以下の5つの機能です。
防水性
雨天時や水辺でも利用するために、登山用の時計には防水性が欠かせません。
視認性
テント泊などをする場合、夜間になると真っ暗になり視認性が悪いと時間などの情報を確認することができません。また、日中でも太陽の日差しで時計が見えにくいシチュエーションがあります。シーンを問わずにすぐに情報を確認できる視認性も登山用の時計に欠かせません。
気圧表示
気圧の変化がわかれは、ある程度天候を予測することができます。行動計画や遭難などのリスク予防のために、登山用の時計には気圧表示が欠かせません。
高度表示
高度表示とは現在地の標高を知るための機能です。高度表示があれば、自分が今どの程度の標高にいるのかをすぐに確認することができます。
コンパス
登山中に自分の位置を確認し、遭難のリスクを予防するにはコンパスが欠かせません。
これらは登山用の時計に欠かせない機能です。まずはこれらの機能が搭載されているかどうかを確認しまよう。
プラスαで検討したい機能は?
上記の5つの要素に合わせて、プラスαであるとうれしい機能が以下の8つです。
GPS
GPSとは、衛星を使って自分の現在地を確認できる機能です。コンパスよりもより手軽に自分の現在位置や高度を把握できます。
心拍数の計測
心拍数の計測が可能な時計もあります。自身の体調や健康状態を知るひとつの指標になります。
温度表示
現在地の温度を表示します。ウェアの脱ぎ着のタイミングなどを判断するのに役立ちます。
ただし、腕に付けたままでは体温の影響があるので、正確な気温を計る場合には腕から外して5分程度置いておく必要があります。
ソーラー充電
太陽光で充電する機能です。電池がなくても稼働するため、万が一の際に安心です。
スマホ連携
登山用の時計の表示やデータをスマホで確認できる機能です。
日の出日の入りの表示
日の出の時間・日の入りの時間を表示します。登山の出発・到着時間を決める際に役立ちます。
バックライト
バックライトとは、夜間でも時計を見やすくするための機能です。
ストップウォッチ
時間を計測するための機能です。出発時にスタートし、到着したときにストップすれば山行にどの程度の時間を要したかを確認できます。
必須の5つの機能に加えて、プラスαの8つの機能を紹介しました。用途や好みに合わせて、これらの機能が搭載されているモデルを選んでみてください。
登山用の時計の選び方
登山用の時計の選び方について解説します。
どのような機能が搭載されているか確認する
まずはどのような機能が搭載された時計なのかを確認しましょう。事前に求める機能をメモしておき、その機能が搭載されているか否かを確認できれば、効率的に自分に合った時計を選ぶことができます。
自分の山行スタイルに合わせて選ぶ
一般登山道のみの登山なのか、バリエーションルートを含むのか、複数泊をする縦走登山なのかなど、自身の登山スタイルによって必要な機能が変わってきます。どのような登山をしていて何泊程度するのか、またはどの程度の危険性があるのかなどを把握したうえで、自分に合った登山用の時計を探しましょう。
実際に着用して操作性と視認性を確認する
必要な機能が搭載されていても、フィット感がなかったり、操作性が悪かったり、表示が見えづらかったりすると登山中のストレスになります。登山用の時計を選ぶ際には、必ず着用してフィット感・操作性・視認性を確認しましょう。
頑丈さを確認する
登山用の時計はアウトドアで長時間使い続けるアイテムです。そのため、ハードに利用しても壊れない強度が必要です。どの程度の強度を持つ時計なのか、時計の頑丈さも必ず確認しましょう。
予算やデザインから選ぶ
豊富な機能が搭載された登山用の時計は、登山アイテムの中でも高額です。事前に予算を決めて、その範囲内に収まるモデルを選びましょう。また、長く利用するためデザインなどの見栄えを確認することも大切です。
充実した機能が魅力!登山用時計5選
ここからははじめての方におすすめの登山用の時計をご紹介します。
ラドウェザー SENSOR MASTER V
ラドウェザーのSENSOR MASTER Vはドイツ製センサー搭載のアウトドアウォッチです。天気・高度・方位に加えて、心拍数や歩数、距離、運動時間やカロリーを計測可能。登山に必要な機能を兼ね備えたアイテムです。駆動はUSB充電式を採用しており、煩わしい電池交換の手間がないのも魅力的です。
ラドウェザー SENSOR MASTER III
ラドウェザーのSENSOR MASTER IIIはスイス製のセンサーを搭載したアウトドアウォッチです。登山に必要な機能をバランスよく搭載しており、エントリーモデルにぴったり。風防にはミネラルガラスを採用しており、
アウトドアの使用に耐えうる強度を持っています。また登山用の時計としては比較的リーズナブルなのも魅力的です。
スント トラバース グラファイト
スントのトラバース グラファイトはGPS計測だけでなく、気圧計や電子コンパスなどの機能を搭載した時計です。Movescountの地形図と、Suunto TraverseのGPS・GLONASS統合ナビゲーションを活用することで、ハイキングを計画したり、大自然の中で最適なルートを見つけたりすることが可能。また、通ってきた道をたどる自動ブレッドクラム機能も搭載しており、自分の来た道を再度確認することができます。非常に強度が高く、バッテリーも長時間稼働し続けるハイスペックな時計です。
セイコープロスペックス アルピニスト
セイコーのプロスペックス アルピニストは冒険家 三浦豪太氏監修の登山用ソーラーデジタルウオッチです。内蔵された3つのセンサーにより、「高度」「気圧」「温度」「方位」を計測。また、高度をもとに登高スピードや消費エネルギーを算出機能も搭載されています。登山装備などによる引っ掛かりの少ないコンパクトで滑らかなケース形状もポイント。登山に必要な機能を網羅した時計です。
スント スパルタン ウルトラ ブラック
スントのスパルタン ウルトラ ブラックは、アドベンチャーやマルチスポーツを楽しむアスリートのためのGPSウォッチです。上級者やエキスパートに必要な機能が網羅されています。トレーニングモードでのバッテリー寿命が最大26時間、カラータッチスクリーンおよび100m(300 ft)の防水機能も搭載しています。また、コンパスと&FusedAltiによる気圧高度をもとに、登攀中にコースから外れないように確実にガイドをしてくれる機能もあります。心拍計測に基づいたカロリーおよびピークトレーニング効果を計測する機能も搭載された、ハイスペックな時計です。
まとめ
登山用の時計にはさまざまな種類があります。登山用時計がはじめてという方の中には、どのモデルを選ぶべきかわからないとお困りかもしれません。今回ご紹介した登山用の時計に必要な機能や選び方、おすすめの商品の参考に、自分に合った時計を選んでみてください。
ITEM この記事で紹介されたアイテム
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ラドウェザー / LAD WEATHER
SENSOR MASTER V
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スント / suunto
トラバース グラファイト / SS022226000 Traverse Graphite
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セイコー / SEIKO
プロスペックス アルピニスト / オレンジXブラック
WRITER PROFILE
writer ラグビー登山家 ナガサワ |
世界初のラグビー登山家。 2019年W杯のエンブレムに描かれていたダイヤモンド富士からインスピレーションを受け、25ヵ国の国と地域の出場経験国の最高峰にトライ。 GsMALLが挑戦者や冒険者にとって無くてはならないサービスになるコトと、カナダ最高峰ローガン(5,959 m)の山頂にトライを決めるコト、W杯版聖火リレー(みたいなモノ!?)を創設するコトが夢。